【ダイソー】ふわっとバターナイフは勇者にしか扱えない聖剣だった!
はじめに
冷蔵庫でキンキンになったあの固いバターをな、糸状ににゅるにゅるとすくいとって、ふわっとパンに乗せて食べることができる!そんな聖剣『バターナイフ』があるらしいんじゃが、お主、知らんかのう?
聖剣とは
ロールプレイングゲーム(RPG)で村人に話しかけると、わりと躊躇なくその秘密を明かしてくれる。村の言い伝えによれば、ダンジョンの地下奥の岩に刺さっていて、選ばれし勇者にしか抜けない!という。聖剣などというものはめったにお目にかかれない、極めてレアなアイテムだと相場が決まっている。
お目当てはダイソーに!
そんな聖剣を扱える勇者とは。それは勝手に人の家の壺を割ったり、タンスをこじ開けたりするぐらいの図太い精神の持ち主。勇ましき者なのだ。ただ、ここ日本というマップにおいてそれをやっては犯罪になってしまうのでね、半ばあきらめていたんだけど。それが勇者になれずとも、いとも簡単にGETできてしまってびっくり!割と近くで。ダイソーとかいうわずか1フロアのダンジョンに!
この世にたった1本と聞いていたが、バラエティー豊かで色々なタイプがあるようす。
- ノーマルタイプ
- 手元の柄から刃先まで角度がついて、剝ぐように使用するもの
- ふわっとタイプ
- イチゴをつぶすときのスプーンのような形のピーラー(穴)が開いたもの
- 溶けるタイプ
- アルミなどの熱伝導の高い素材で、人肌でも熱が伝わってバターを切りやすくしたもの
【DAISO】ふわっとバターナイフ(税抜¥200円)
でもお目当てはこれ!この伝説の武器の切れ味を試したい!他の勇者に見つかる前にとっとと購入。家路を急ぐのでした。ついでに高級食パンもGETしたぞ!
いざスプレッド(塗り)!
そして翌日。高級食パンにジャム2種類そろえて優雅なブレックファースト。だって勇者ステータスだもん。
バター削り職人誕生!
バターナイフは刃先の向きを一定にして平らに削っていくもの。
始めは、左上に見切れている透明な容器で丁重に扱ってたんだけど、これがどうもやりにくくて。
厚底で、おまけに容器の中でバターがカタカタ動くもんだから、削りにくいのなんの。「もうじっとしてなさい!」むんずと捕まえて取り出すと、今度は手指の熱でバターが溶ける。つるんと滑っちゃって大変。もうね、カンナ削り職人や鰹節削り職人にならんで、バター削り職人が誕生してもおかしくないんじゃないかと思う。
そうしてようやくコツっぽいものをつかんで糸状のバターが削れてくるんだけど、今度は刃先からトーストの大地に落ちないわけ。穴にしがみついちゃってて。パンにこすりつけたら、パンくずがナイフについて、バターが汚れるでしょ?それは避けたい。じゃあ、どうするか?
まさかのお箸!
お箸(はし)?!ここでお箸なの?!もう全然セレブじゃない!!想像したイメージとどんどんかけ離れてゆく!!
もう観念して、削っては落とすを繰り返し、毛玉をだんだん大きくしていく作業を黙々とこなすと、ようやく7つの球が集まった日にはどんな願いも叶うんじゃないか?!
いでよシェンロンそして願いを叶えたまえ!!ああ!!1つめの球が溶けだしてるぅ!!
トーストの大地で溶けたんだから、まあ理にかなっているのだが、でもこれはなんか違う。ふわふわのバターのまま口に運びたかったのに、意に反して溶けてしまった感があって、なんだか腑に落ちなかったのだ。
結論:聖剣は人を選ぶ
糸状のバターはいままでにない軽い食感で美味しかった!美味しかったよ?でもさ、
結局ね、四角いバター載せとけば勝手に溶けたものを。それをね、朝のクッソ忙しい時間に一生懸命毛玉作ってトーストに落とす作業をね!時間も2倍かけて、洗い物も2倍になって!
勇者しか使いこなせない代物だったと痛感しました。僕にはその資質がなかったとそういうことですよね。わかりました!今度はまた別のアプローチで攻めたいと思います。
おわりに
いかがでしたでしょうか。我こそは選ばれし勇者と思う方は一度手に取ってみてはいかがでしょうか。ネットでの評価は悪くなかったので、使いこなせればきっと至福の味わいに立ち会えるのではないでしょうか。私はこんな結果になってしまいましたが、きっと第2第3の意思を継ぐ者が現れて、きっと僕の仇を討ってくれることと願っています。
昭和42年創業!北海道産生乳100%のコクと風味が豊かなバターはトーストに最適!
是非フォローしてください
ホームに戻って他記事もどうぞ!